お久しぶりです。冬だなあ、と実感できるいかにも冬らしい冬になった今年、皆様風邪など引いていらっしゃいませんでしょうか。私は(たぶん)軽いインフルエンザになってしまって、予防接種をしていたためかあまりひどくならずに済みましたが、多少熱も出て、熱が出ると恒例の頭の混乱を楽しんでいました。
どういうことかというと、湯たんぽを抱えて寝ながら数字の問題に悩むというものですね、これが。数年前のときは、「胴体に当たっている湯たんぽが一つ、腕に当たっている湯たんぽが一つ、合計すると2つになるはずなのに、一つしかないのはなぜだろう?計算が合わない!なぜだ!?」という問題に悩んでたのですが、今回もだいたい似たような感じで、でも湯たんぽの数ではなく腕の層の数が分からなくて悩みました。
これについては、熱の引いてしまった頭では「腕の層?」と思ってそもそもの命題が理解できず、いったい何が問題だったのか判然としません。じゃあもう一回発熱して、というわけにもいかないので、これはきっと永遠の謎となるのでしょう。
ともあれ、不可解な病に倒れる前とその途中とその後の3週間ほどかけて、インドネシア風の絵を描きました。インドネシアのバリ島のバティックというものじゃないかなあと思うのですが、違うかもしれません。ガラスの大きさに合わせて縮小コピーを取ります。
大きさの合わない分は書き足します。
全体を白で線描きしました。
ここにうっすらと透明絵の具を乗せていきます。
色を変えながら少しずつ濃くしていきます。
使ったのはこちらのシリーズですが、古くなって格安で叩き売りしてたのを買ったためか、新品なのにやや乾燥したような感触があります。また、透明、半透明、不透明の3種類があること、しかも仕上がりもツヤありと曇りガラス風があり、そっくりな入れ物と表示なのでごちゃごちゃになる、という非常にうっとうしい問題点があります。
でもガラスへの乗りはとても良くて、普通のアクリル絵の具を重ねたときに弾くということも全くないし、まあまあ使いやすいです。
肌の色のところを整え、、、
透明絵の具の上から白の不透明でさらに細かい模様を加えます。また、目のところも不透明で押さえました。
暗い色の上に置いてみたところ。
ここでようやく裏返してみます。
それからところどころに透明だけどフロスト(曇りガラス)仕上げのを薄く塗ります。
表に返してみると、透明絵の具の色が部分的になんとなく固定されてるのが分かります。不透明の絵の具で抑えてしまうと完全に固定されて、それ以上何も重ねられなくなりますが、フロストを薄く塗ったくらいならまだ重ねることができるのです。