ずーっと前に雑誌で見てきれいだなと思った写真をなぞってみることにしました。じつは私はちょうちょや蛾がかなり苦手で、遠くて見る分には構わないのですが、できればあまり近づいて欲しくない、部屋の中にいると近すぎる、窓の向こうだって近すぎる、と思います。

でも、そういうのは理不尽だというのはよく分かっているのです。ちょうちょだって好きで私を気持ち悪がらせようとしてるわけじゃなし、こうしてよく見れば隅々まで本当に完璧な作りをしていて、一生懸命に生きているのです。

私はかつてはキノコに対しても同じようにかなり激しい恐怖心にも近いものを持ってましたが、今は大好きです。ちょうちょや蛾にも、いつかは平気になれたらいいなと思います。
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だいたいのところをなぞります。これは裏。
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表。
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少しずつ足します。裏。
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黒い部分を足したところ。表。
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でもまだムラがたくさんあります。
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透明絵の具でうっすらと羽を塗ります。裏。
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少しずつ濃くしていきます。裏。
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表。
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そこに不透明絵の具を重ねますが、ちょっと濃くなりすぎました。裏。
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表。後悔してもどうしようもありません。羽の模様もおかしいです。
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ムラのあるところを直します。裏。
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もうとにかくこれでできあがり。どうしようもないのです。表。
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葉っぱとさなぎの殻を描いて、とりあえずこれでできあがりだけど、あとは背景はやっぱり単なる黒のべた塗りがいいか、それとも水玉模様なり何なり工夫するか、、、と考えているところです。写真が良くなくてすみません。
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裏はこうなっています。
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さてさて、しばらく悩んでいたちょうちょの背景に取り掛かりましょう。けっきょく黒のべた塗りにすることに決めたので、その準備をします。ただ真っ黒に塗るだけなのに準備も何も、と思いますが、これでけっこうコツが必要なのです。コツと言ってもそれほど大層なことではなく、白っぽいところがちゃんと白っぽいままになるように、裏に白を重ねるだけですけれど。
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こんな感じです。そして、ちょっと見づらいのですが、さなぎの周りなどにうっすらと透明の膜があるのが分かるでしょうか。これはバーニッシュという透明の糊のようなので、べた塗りをしたときに細い線が浮いてしまわないよう、こうして抑えておくのです。
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できるだけちょうちょ本体に触らないように気をつけながら黒を塗ります。
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ムラがあるので、何度か層を重ねて塗っていってできあがり。
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表から見てみましょう。あいにくちょっとぶれてしまっていますね。ガラス絵の写真を撮るのには、ほんとはスキャンするのが一番です。でもうちにはスキャナーがないので、部屋のあちこちをうろうろして光の加減の良いところを探し、カメラをできるだけ離してズームして、というふうに工夫しながら撮りました。ズームするとどうしてもぶれやすいので、ほんとはズームしないほうがきれいなのですが、そうするとどうしても自分の手や顔などが写り込んでしまうのです。三脚があればいいのかな。それとも、やっぱりいつかちゃんとスキャナーを買うべきか。。。悩むところです。
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こっちはあんまりぶれてませんが、手が写りこんでしまっています。。。
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# by ammolitering | 2017-07-20 10:50 | Comments(0)
5月は何だか気分的に忙しかったので、隙間の時間があっても絵を描く気分になれませんでした。でも今日からは6月、お茶のワークショップも終わったし、ということで、ものすごく久しぶりに絵の続きを描きました。ずーっと机の上でほったらかしていて、気になっていたのです。

まず、人物と馬の色を仕上げました。
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表から見たところ。
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でも、まだまだムラがたくさんあります。
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2層目を重ねてムラを失くします。
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これでできあがりです。
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次に背景です。こげ茶色などを水とバーニッシュで薄く薄く伸ばして、うっすらと線を引いたり、その上から霧を散らしたりしました。
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表から見たところ。
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しっかり乾くまで待って、それから背景をべた塗りします。金色と銅色のメタリック絵の具を白に混ぜて、少し水で薄めて柔らかくしてから太い筆でそーっと塗ります。これもムラができるので、ムラになったところには金色を直に被せています。この金色は表からは全然目立ちません。
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できあがり~!黄ばんだ古い紙の様子が出たかな?平安時代だから古いのです。でも、この絵の本物も、できたてのときは白い紙に鮮やかな色で描かれていたのでしょうね。
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# by ammolitering | 2017-06-02 11:49 | Comments(0)
さて、この前から描こうと思って下書きだけ準備していて、それから全然進んでいなかった絵に取り掛かりました。タニーちゃんとのお付き合いが長くなり、生来ののろのろペースに拍車がかかっているのです。いや、しかし、拍車がかかって遅くなるというのも、文字通りに捉えれば矛盾した表現ではありますね。

今回はちょっと大きめの絵ということもあり、できるだけ丁寧に工程を見ていきましょう。まず、ガラスの準備をします。これは普通の額縁に入っているガラスなので、縁の安全処理はなされていません。ガラス絵を描いているとガラス板を何度もひっくり返すので、手を切らないように縁の処理をしていく必要があるのです。

方法としては、あとでガラス面に跡が残らないように粘着力の弱いマスキングテープを貼っておく、または縁をヤスリで削る、というのがあります。私はヤスリで削るほうが好きですが、4辺の両側で合計8辺をザリザリと削っていると、この音が耐えられない!という苦情がくるかもしれません。私は個人的には大丈夫なのですが、人によっては黒板を引っかくときのあの嫌な音と同じくらい嫌に感じる人もいるのです。

また、削っているときもガラス板を扱っているわけなので、手を切らないようにゴム手袋などしておいたほうがいいかもしれません。削って安全処理をしたあとは、洗剤を使ってガラス面を丁寧に洗って、洗剤をきれいに洗い落とします。ヤスリではなくテープで処理する場合は、怪我をしないように気をつけて、先に洗ってからテープを貼ります。

実際に描くときには、ガラス面に直接手が触れないように、高さ1センチ弱の脚をつけた板を渡して、手はその上に置いて描いていきます、、、とは言っても、実際には描いていると結局ガラス面が指紋だらけになるのは仕方ないのですよね。。。これは割とどうしようもないものなので、めがね拭き用の布などでこまめに拭きながら描きます。

ガラス面が汚れていると絵の具がはがれる原因になりますが、私の経験では、多少汚れていても、リキテックスのアクリル絵の具を使っていればとりあえず何年かはその心配は全くありません。あと100年くらいすればはがれてるかもしれませんが、その時はその時です。絵の具によっては2週間ももたずにはがれるものもあるので、いろいろ試してみるのでも構いませんが、最初からリキテックスの基本色を揃えるほうが安全です。
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縁取りの色は何がいいかなと思って、とりあえず3色出してみました。
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混ぜてバーニッシュで薄めて塗ってみましたが、、、
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どうも全く気に入りません。失敗、却下、やり直しです。
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次はこげ茶色と緑色は同じですが、青の代わりにマゼンタを入れてみました。全部を混ぜるのではなく、茶色をベースに適当に混ぜながら描きます。
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うん、このほうがいい感じです。
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下書きをなぞって、、、
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一応全部できました。3色をきちんと混ぜていないので色むらがありますね。
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次は色塗りです。全体的に統一感を出したいので、こげ茶色を多目の水で薄めたのを用意しました。これから先、全体のどの色にもこの薄めた茶色をちょっとずつ足していくのです。
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絵の作業のお供はロシア民謡。平安時代なのに、と思う気持ちはあるのですが、まあいいでしょう。「トロイカ」などに耳を傾けるわけですが、あの歌は子供の頃には「走れトロイカ、朗らかに、鈴の音高く」、「軽やかに粉雪蹴って」とか「今宵は楽しい宴」とか、あの陰々滅々としたメロディーとは絶対に似つかわしくない歌詞を習いました。

変な歌だ、ロシア人は変だ、と思って私はすくすくと育ったのでございますが、やっぱりあれは大間違いだったのですね。正しくは、若い御者、つまりトラックやタクシーの運転手のような仕事をしている貧乏な若者がいて、彼には愛する恋人がいたのに、そのきれいな娘に目をつけた地主(昔の農奴制のロシアでは絶対的な存在)が二人の間に割り込んで、結局娘は金持ちの地主のほうになびいてしまい、お嫁に行くことになってしまいました。

そろそろクリスマスであたりは一面の雪景色。自暴自棄になった若者はトロイカという3頭立ての馬車を闇雲に走らせ、やがて川のほとりにまでやってきて止まり、ああ、もうこれ以上走れない、、、というところで歌は終わります。いっそこのまま流れに身を投げてしまおう、とまでは歌ってませんが、そういう結末になっても不思議ではないな、という展開の歌なのです。

それをどう間違ったら「今夜は彼女と楽しいパーティー、嬉しくって仕方がない」という歌にできるのか、全く世界には深い謎が多いものです。
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煩悩に起因する俗世のドラマに聞き入った後は、仏様の教えを聞いて心を清めます。聞いてる最中だけは清まった気がするのでいいです。
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ロシア人やインドの聖人のことを考えながら昔の日本人の絵を描いてますが、この人たちにもそれぞれにモデルがいたのだろうな、ということも考えます。どこの誰だったのかな。描いたのは誰かな?牛車の中にいたのは誰かな?互いに何か話しているような様子もありますが、何をどんなふうに話していたのでしょう?そして、みんなでどこへ何をしに向かっていたのでしょうか?

この人たちの子孫が今もどこかにいるのかもしれませんね。私のご先祖様は、数億年さかのぼれば多分アメーバだと思いますが、千年程度であれば日本のどこかで牛車に乗っていたお姫様だったかもしれません。ラクダに乗って砂漠を横切る王子様だった可能性はゼロに近いだろうから、せめてお姫様説を支持したいと思います。
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ご先祖の乗った牛車を塗ります。ちゃんと塗れたように見えますが、、、
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光にかざしてみるとムラだらけであることがわかります。ご先祖様、すぐに手直ししますからもうちょっとお待ちくださいね。
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表から見たらこんな感じ。最初の層だけなので、表も裏もほぼ同じですが、花模様の部分だけは先に塗っているので、裏からは見えません。
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奥の車輪を塗り、全体を黒のべた塗りで抑えてできあがり。
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表から見ると一応ちゃんと色の濃淡が出ているのですが、写真が下手なのでよく分かりませんね。
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烏帽子の部分なども、最初は茶色を混ぜた黒で薄く塗って、その上から黒で抑えます。
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今日はこれまで。またあとで手を加えるかもしれませんが、この絵に関しては色ごとに分けて部分を仕上げる感じで描いていこうと思います。
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# by ammolitering | 2017-03-20 11:38 | Comments(0)
真似っこ絵描きの葉子さんは、今度は日本に狙いをつけました。筋金入りの共産主義者でありベトコン支持者、そして亡命アメリカ人であるアフリカ学者に頂いたこちらの本がテーマです。本の内容そのものより、くださった方の人生のほうがよっぽど面白いですね。
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この小冊子の中のこの絵が某氏のお気に入りです。車は平安時代の牛車でしょうか。
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白黒で拡大コピーして色を塗り始めましたが、やっぱり元の画像が小さくてぼんやりしているからか、拡大するとなおさらぼやけて何かよく分からなくなります。仕方がないので細いペンで輪郭を入れなおしました。でも、このあと結局カラーコピーで反転画像も手に入れて、あとはそのうちに取り掛かろうと思っているところです。
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# by ammolitering | 2017-03-20 11:37 | Comments(0)
続きです。実はここで既に2週間くらい経ってるのです。肌のところにフロスト(曇りガラス風)の透明の黄色を2層重ねて、それから不透明絵の具で抑えます。既に透明の黄色と茶色とフロストの灰色の層があったので、無駄に何層も重なっているのです。
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不透明で抑えたところ。
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表から見たところ。肌はこれでできあがりです。
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お次は全体の色。既に透明絵の具で薄く何色もあるところに加えて、不透明絵の具で点々と適当に塗ります。
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表から見たところ。
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そこに歯ブラシで何色か霧吹きします。
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表から見るとこうなってます。
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次に全体に透明の黒を塗ります。こうすることで、次に重ねる不透明の層が前のと完全に混じって平坦になるのを避けることができる、、、はずです。実際のところ、違いと言ってもほとんど分からないと思うのですが、ここまでくると完全に自己満足の世界なのです。
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表から見たところ。
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黒い透明の層で遮断したので、心置きなく次の不透明を重ねられます。てきとうにどんどん増やしていって、、、
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表から見るとこうなってます。前とどこがどう違うのでしょうね。
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そこに駄目押しでフロストの黄色と、そしてついでにピンク色も塗ります。これは全体に塗るのではなく、薄い雲のようにところどころに置いていきます。
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フロストを塗ったところ。
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表から見たところ。
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そして最後に肌以外の部分を黒で押さえます。肌は薄い色なので、黒を重ねるとどうしてもムラが目立つようになるし、暗い感じになってしまうのです。
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できあがり~!もう寝ましょう。
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今朝、窓辺で写真を撮り直しました。
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部分の拡大図はこんな感じ。
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こっちも、薄く薄く何層も重ねたところと、不透明をそのまま置いたところが対照的ですね。いにしえのインドネシアの幻想的な夜の様子が出たといいなと思います。
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この絵は、本当にとてもお世話になったインドネシア人の店長さんに差し上げるものです。喜んでいただけたらいいなと思っています。インドネシアの方にお会いしたのはこの方が最初でしたが、それはそれは頭の下がるような方で、温厚そのもので忍耐強さの権化のような、本当に仏様のように優しい方です。だからインドネシア人はみんないい人だ、という安直な結論に至るわけではありませんが、一人の素晴らしい人に会うことでその国の印象が良くなるということはあるなと実感しました。

そして、逆もまた然り。いろいろな国の方にお会いする外国に住む身として、心しておかねばならないことだなと思います。

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# by ammolitering | 2017-03-06 05:24 | Comments(0)
お久しぶりです。冬だなあ、と実感できるいかにも冬らしい冬になった今年、皆様風邪など引いていらっしゃいませんでしょうか。私は(たぶん)軽いインフルエンザになってしまって、予防接種をしていたためかあまりひどくならずに済みましたが、多少熱も出て、熱が出ると恒例の頭の混乱を楽しんでいました。

どういうことかというと、湯たんぽを抱えて寝ながら数字の問題に悩むというものですね、これが。数年前のときは、「胴体に当たっている湯たんぽが一つ、腕に当たっている湯たんぽが一つ、合計すると2つになるはずなのに、一つしかないのはなぜだろう?計算が合わない!なぜだ!?」という問題に悩んでたのですが、今回もだいたい似たような感じで、でも湯たんぽの数ではなく腕の層の数が分からなくて悩みました。

これについては、熱の引いてしまった頭では「腕の層?」と思ってそもそもの命題が理解できず、いったい何が問題だったのか判然としません。じゃあもう一回発熱して、というわけにもいかないので、これはきっと永遠の謎となるのでしょう。

ともあれ、不可解な病に倒れる前とその途中とその後の3週間ほどかけて、インドネシア風の絵を描きました。インドネシアのバリ島のバティックというものじゃないかなあと思うのですが、違うかもしれません。
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ガラスの大きさに合わせて縮小コピーを取ります。
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大きさの合わない分は書き足します。
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全体を白で線描きしました。
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ここにうっすらと透明絵の具を乗せていきます。
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色を変えながら少しずつ濃くしていきます。
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使ったのはこちらのシリーズですが、古くなって格安で叩き売りしてたのを買ったためか、新品なのにやや乾燥したような感触があります。また、透明、半透明、不透明の3種類があること、しかも仕上がりもツヤありと曇りガラス風があり、そっくりな入れ物と表示なのでごちゃごちゃになる、という非常にうっとうしい問題点があります。

でもガラスへの乗りはとても良くて、普通のアクリル絵の具を重ねたときに弾くということも全くないし、まあまあ使いやすいです。
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肌の色のところを整え、、、
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透明絵の具の上から白の不透明でさらに細かい模様を加えます。また、目のところも不透明で押さえました。
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暗い色の上に置いてみたところ。
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ここでようやく裏返してみます。
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それからところどころに透明だけどフロスト(曇りガラス)仕上げのを薄く塗ります。
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表に返してみると、透明絵の具の色が部分的になんとなく固定されてるのが分かります。不透明の絵の具で抑えてしまうと完全に固定されて、それ以上何も重ねられなくなりますが、フロストを薄く塗ったくらいならまだ重ねることができるのです。
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# by ammolitering | 2017-03-06 05:18 | Comments(0)
それからこちらはこの前の犬の絵。結局ガラスは2枚重ねにして、背景は別に描きました。色のイメージとしては海辺っぽい感じです。茶色が過ぎた目は、そのままにしておくことにしました。これは依頼を受けて描いたものなので、気に入っていただけるといいなと思っています。
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# by ammolitering | 2017-02-11 11:48 | Comments(0)
この前から描いていた飛行機の絵の続きを描きました。ご覧の通り、単に雑誌の写真を丸写ししているだけで、特に何の意味もない絵ではあります。でも、長年描いてきて、絵を描くことに意味など求めなくてもいいのだということがようやく理解できてきた気がします。

個性もいらない、工夫も独自性もいらない、(依頼されて描くのでなければ)売れるものである必要もない、猿真似大いにけっこう。ただ単に描きたいから描くというだけで、真似するだけなら誰でもできるという評価も「そうよね」と受け止めることができるようになって、気持ちが楽になってきました。私はただ上手に描けるようになりたいのです。

200年くらい前のテクノロジーを使って描きます。まず、分厚くてあまり意味のないトレーシングペーパーを写真の上に置いて苦労しながらだいたいのところをなぞり、それに計測用の格子を描きます。
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同じ寸法の格子をキャンバスにも描きます。使うのは水彩色鉛筆です。
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だいたいの飛行機の形を写して、、、
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とりあえず白で塗りつぶします。
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水を含ませた筆で色鉛筆の線を消して、歪んでるところを直し、薄く細部を加えていきます。
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拡大図。
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あとは写真を見ながら描いていって、、、
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割と安直にできあがり。
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拡大図。おお~、飛行機だ、飛行機だ。ちゃんと飛んでるように見えるので満足です。どこから来てどこに行くのでしょうね。
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# by ammolitering | 2017-02-11 11:45 | Comments(2)
お待たせしました。それではわんこたちの続きと参りましょう。毛色の違うところを塗り、表情も加えていきます。工程写真は裏、表、裏、表と順番になっています。面倒臭くてどうもすみません。自分でも見てて頭がこんがらがりそうになります。
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表。
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裏。ここでは瞳の色を入れましたが、バーニッシュで茶色をうすめたものを厚く塗ってしまい、あとで激しく後悔することになります。というのは、バーニッシュで薄めて塗った色は、乾くとずっと濃くなるのです。考えてみれば、バーニッシュが固まって薄くなる過程で絵の具のピグメントが濃縮されるので、濃くなって当たり前なのですよね。こんなに何年も描いてるのにいまだに同じ失敗を繰り返す私。。。
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表。
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瞳の色を濃くしますが、、、
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表。ちょっと明るいとやっぱり茶色が強いのがわかります。もっと黒が強いふうにしたかったのです。
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裏。こんどはこちらのわんこの目も重ねて、、、
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こうなりました。
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裏。それぞれの毛色の部分を濃くします。
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表。まだ顔だけです。
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裏。次に手足も塗って、、、
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表。だいぶできてきました。
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裏。ドレスの白い部分を塗って、それからターコイズの部分もちらっと加えたところ。
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表。
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裏。そしてターコイズの部分も塗って、、、
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表。これで一応できあがりです。
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裏。でも、一応全体を薄く塗っただけではまだムラもあるし、輪郭線沿いなど特に抜けている部分もあるので、作業用の老眼鏡を外して近視の目をガラスから5センチくらいにまで近づけ、棟方志功も顔負けの形相で塗ります。皆さんが私の作業中の様子を見ないで済むのはとっても幸いなことなのです。
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表。これでほんとにできあがりです。
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フレームを当ててみましょう。あとはこれに合わせて背景を考えなくてはなりませんが、たぶんダンボールみたいな色にするだろうなと思っています。それならいっそダンボールじゃどうだ、と考えないこともないのですが、とっても可愛い高貴なわんちゃんたちにダンボールというわけにもいきません。フレームの(わざと)絵の具のはげたところの土台の色みたいな感じで、金を混ぜ込んで抑えた感じの輝きを出すのもいいでしょうか。でも、やっぱりフレームの古道具みたいな感じには合わないかなあ。。。

これはとにかくいろいろ違う色をあててみて悩むしかありません。仕上げはまた後日ということで、気長にお待ちください。
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# by ammolitering | 2017-01-31 15:25 | Comments(0)
こんにちは。いつもながらお久しぶりです。今度はある方が猫可愛がりしている犬のご夫婦の肖像画です。御主人のブツが大層ご立派ですね。

こちらのワンちゃんたちはスターバックスでバタークロワッサンを買ってもらって、しかもそれを温めたのを召し上がります。さらにお水もその辺の水溜りの水やら水道水やらではなく、ちゃんとボトル入りので喉の渇きを癒されます。皆さん、いかがです、せっせと人間をやってるのが馬鹿馬鹿しくなりませんか?

そうやって下にも置かぬ扱いをされているため、とっても穏やかで可愛いお二人ですので、絵も優しい印象のものに仕上げたいと思います。これは頂いた小さな画像を反転して引き伸ばしたもの。暗くて細部が分かりにくいので、顔のあたりはもっと倍くらいに拡大した資料も用意しました。
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動物のお医者さん風のイラストにしたいな~、と思ったので、線で縁取りをします。使った色は青と茶色を混ぜたものですが、なんとなく緑っぽくなりました。
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そこにうっすらと(なぜか)紫で陰影を入れます。
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そこにさらにこげ茶色を重ねて、とりあえずここまでです。続きはまた後ほど。。。
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# by ammolitering | 2017-01-24 03:09 | Comments(0)